ボクシング山中慎介選手の13回目の防衛をかけた戦いで「タオル投入で試合をストップ」させた大和心トレーナーが話題となってますね。
ボクシングファンや関係者の間でも、賛否両論が出ている大和心トレーナーの判断。
そんな中、所属ジム会長が発した「批判的コメント」に何とも言えない怒り?を感じてしまいました(^^;;
という事で・・・
今回は、批判されてしまった大和心トレーナーを全力でかばおうと(笑)
- 大和心トレーナーの経歴
- 大和心トレーナー「タオル投入」の裏にある事故の教訓
についてまとめました!
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大和心トレーナーの経歴~電波少年に出演の過去も?
「元世界チャンピオン」という肩書はないものの、スーパーバンタム級で「東洋太平洋チャンピオン=世界ランキング10位」という経歴の大和心トレーナー。
26歳という早い時期に引退しているので、大和心トレーナーの現役時代はあまりしられてないかもしれませんね。
むしろ、引退後のタレント活動時に出演していた「進ぬ!電波少年」の方が記憶に残ってるのではないでしょうか。
約5年のタレント活動で芸能生活の限界を感じたのか?
ボクシングに対す情熱が蘇ったのか?
結果、引退か5年後の2006年
現役時代に所属していた帝拳ボクシングジムにトレーナーとして復帰します。
そこで最初に担当したのが、プロデビュー間もない山中慎介選手。
山中慎介選手が世界チャンピオンになり、13度の防衛にチャレンジした現在までの11年を支えて来たのが大和心トレーナーです。
選手としては、正直大成したとは言えない大和心さんですが
トレーナーこそが天職だったのでは?とも言える結果を残し、山中慎介選手以外にも何人かの若手有望選手を「新人王・MVP・日本チャンピオン」などのタイトルに導きました。
順風満帆にみえる大和心トレーナーの第2のボクシング人生。
しかし、その裏には
今回の山中慎介選手への「タオル投入」に繋がる辛過ぎる経験がありました。
詳細は次の項で・・・。
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大和心トレーナー「辻昌建の事故」がタオル投入の背景?
大和心トレーナーが担当した中に辻昌建(つじまさたて)という選手がいました。
2009年に行われた日本タイトルをかけた戦いで、辻選手は壮絶な打ち合いの末、最終ラウンドまでもつれ込んだもののKO負けします。
しかし、本当の悲劇はここからでした・・・
リング上で意識を失った辻選手は三日後、手術のかいなく亡くなってしまいます。
死因は急性硬膜下血腫。
激しい打ち合いによる頭部損傷が原因でした。
一方、この時の対戦相手だった金光佑治選手も同じく硬膜下血腫の診断を受けライセンス失効の強制引退。
このように2人の未来あるボクサーがリングをさる結果になる悲しすぎる事故となり
最後まで試合を止めなかったレフェリーやトレーナーを批判する声が多く上がっていました。
選手は命懸け。
リングに上がったら死ぬまで戦うという思いでいることは、プロボクサーだった大和心トレーナー自身が一番良く分かっていたことでしょう。
分かっているこらこそ「自分が止めるべきだった」と当時の判断を悔いたでしょうし、現在でも同じ過ちは繰り返さないという思いは持ち続けていたはず・・・。
周囲が、勝利という結果のみで得られる名誉や快感を優先した中で
11年間二人三脚で山中慎介選手と共にしてきた大和心トレーナーは
ジムの「商品」としてでなく人として山中慎介選手の事だけを考え
「このまま続けて最悪の事態になるよりは、仕切り直して次の王座奪回の機会にかけた方が本人の為」
という判断をしたのではないでしょうか。
ジムの名誉、しがらみ・・・
批判も覚悟の上でのタオル投入だったと思います。
大和心トレーナーにボクシングファンの反応は?
- 会長は興行のことしか考えてないのがよく分かった
- もう少し見たかったけどトレーナーの判断はだとうだったと思う
- 「優しいから魔が差したんだろう」って会長の発言が大和トレーナーをバカにしてる
- 過去にも後半に逆転して勝ってる試合があるとか言ってるけど、そんな事はトレーナーも分かっとるだろ。それでも止めたのは本当限界だったんだろう。
- 会長、相談がなかったとか言ってるけど、その間に受ける一打が致命傷になったらどうするんだ?
- 残念だけど、後でVTRみたら山中選手本人も納得すると思う。
報道されているコメントを見ると
ボクシング関係者は
「タオル投入は早かった」という判断が多そうでしたが
ファンや視聴者から
「タオル投入しやがって!」という大和心トレーナーへの批判はそれほど多くはないように感じました。
いやあ・・・
何度思い返しても会長の「最悪のストップ」「魔が差したんだろう」発言にイラつくのは私だけ?(^◇^;)
まとめ
何でだろ・・・
こうしてブログを書いてても、なぜかおさまらない会長への怒り(-_-;)
特に熱烈なボクシングファンだった訳でもなく、大和心トレーナーの存在を知ってた訳でもないけれど
会長の発言こそが
「悔しさのあまり我を忘れて魔がさした」
という気がしました。
大和心トレーナーのタオル投入判断が、正しかったのかどうか?なんて
試合を最後までやってないので正直「無駄な議論」です。
そして、確かなことは事故が起きてからでは遅いということ。
この騒動の経緯をみて感じた事は
「大和心トレーナーは選手自身を心配し、会長は興行ビジネスと名誉が優先だった」
ということでした。
年齢的にも精神的にも、山中慎介選手の「次」があるのかは分かりませんが・・・
山中慎介選手、そして大和心トレーナーのお互いの今後の人生の為にも
もう一度2人でチャレンジして欲しいなと言うのが正直なところです。
このまま、引退だけはしてほしくない。
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